前作Lightsの続編。
前作では命や魂、言霊といった スピリチュアルなものを思わせた「光」を、今作では日常の中に見出した。 虹、雨粒や涙に反射する光、街の明かりや陽の光、色彩、煙の知覚etc...。 「光」とは日常に溢れ、元々“希望”の象徴であったことを思い出させてくれる。
アルバム全体を通して人肌ほどの温度感で、 生活を思わせる淡々とした空気感が漂う。 ボーカルも過度に修正していないのかなんなのか、 どこか生々しく、それが時には不安定にすら聞こえる箇所がある。 前作も含むLightsシリーズから後、徐々にボーカルに 力強さや伸びが失われていった…ような気がする。
11月結婚のTKとKEIKOのことはこの時期まだ公になっていなかったけど、 当時から、描かれる情景をこの二人で脳内再生してしまっていた。 2月のMany Classic Momentsと「女神」、4月の「ひとりごと」、 そして間の3月発売の前年12月のライブ映像で TKがKEIKOに機材のつまみを弄らせる映像…こんなん悟るわい。
('19.12.30)
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