初のミニアルバム。
ファンへの決別宣言とも取れた前作を受け(?)、 <Now Show me the NEW DEAL>と高らかに(?)始まる今作。 つまり、態度を改めるべきはファンの方である(完)
冗談はさておき、主に男女の恋愛関係を描いているものの、 その特別感の強調だったり、行き詰まった状態からの開放感だったり というのは、やはりglobeとファンとの関係性に重ねて聞いてしまう。 すると、今作最後にバージョンを変えて再び収録されているSoldierも、 前作冒頭の原曲とは別の意味合いを持って聞こえてくる。 前作ではこちらを突き放すような印象を受けたけれど、今作ではむしろ、 聞いているこちらが戦士(ソルジャー)の立場になったような気分になるし、 <「戦い」という名のついた夢>において同じ方向を向いている 戦友という気分にもさせてくれる。
globeの現時点で最後のオリジナル作品として、 この「ファンとの和解」がきちんと描かれて、良かった。 実は今作、発表から初めて、良いと思った。
('20.05.23-30)
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