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Perfume of globe

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[AL] global trance2

こなれてきて変態リミックス化したTK、
アッパーなシンセリフのサイバー系2組、
ダークなMARC友人連…
と、バランスがすこぶる良い(ラスト2曲はボートラ感あるけど)。
genesis of nextの元のリフに低音が足されグルーヴ感が増しており、
リミックスという手法の真髄を見た気分。

('20.01.03-04)
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[AL] Lights2

前作Lightsの続編。

前作では命や魂、言霊といった
スピリチュアルなものを思わせた「光」を、今作では日常の中に見出した。
虹、雨粒や涙に反射する光、街の明かりや陽の光、色彩、煙の知覚etc...。
「光」とは日常に溢れ、元々“希望”の象徴であったことを思い出させてくれる。

アルバム全体を通して人肌ほどの温度感で、
生活を思わせる淡々とした空気感が漂う。
ボーカルも過度に修正していないのかなんなのか、
どこか生々しく、それが時には不安定にすら聞こえる箇所がある。
前作も含むLightsシリーズから後、徐々にボーカルに
力強さや伸びが失われていった…ような気がする。

11月結婚のTKとKEIKOのことはこの時期まだ公になっていなかったけど、
当時から、描かれる情景をこの二人で脳内再生してしまっていた。
2月のMany Classic Momentsと「女神」、4月の「ひとりごと」、
そして間の3月発売の前年12月のライブ映像で
TKがKEIKOに機材のつまみを弄らせる映像…こんなん悟るわい。

('19.12.30)

[AL] Lights

911を受けて制作された。

命や魂、言霊といったものが青白い「光」として感じられるような、
全体的にどこかスピリチュアルな印象。
(「TKが手を当てたら治った」等、メンバーの発言もこの時期やや危なかった)

既発シングル曲=トランス、アルバム曲=鎮魂歌的なバラードと
(大雑把に)分かれてはいるけれど、トランスの恍惚感と
スピリチュアルな空気感とがマッチし、全体としては不思議と統一感がある。
曲数が10曲と少ないこともあってか、コンパクトでタイトな
まとまりの良さを感じるアルバム(一曲一曲が長いため、
トータルの収録時間は普通に一時間以上あるんだけど)。

しかし今作で完結はせず、globeは「光」を見つめ続け、
2ヶ月後に続編となるLights2を発表する。
スピリチュアルな青白い光が遠くで寂しく冷たく光るのを道標に
たった一人で歩き続けるような今作から、globeがどこへ向かうのか。
2作セットで聞きたい、後期globeの代表作。

個人的には2より無印Lights派。

('19.12.14-30)

[AL] global trance

2ndリミックスアルバム。
ジャンルという枠を設け、格段に聞きやすくなった。

MARCの友人連の参加で
Cyber TRANCEシリーズとして企画された他歌手作品と差別化出来た上、
彼らのMIXは単純にカッコイイ。…と言いつつ、
私はこれをきっかけにVincent de Moorのファンになった。

('19.11.30-12.07)

[AL] outernet

なんとなくTK色の薄い5th。

この後しばらく続くトランス路線の始まりを感じさせ、
TKも力が入っているであろう前半と、
作曲に木根尚登、編曲に久保こーじや葉山たけしといった
メンバー以外が参加するロック路線の後半とに、はっきりと分かれる。

2nd、3rd、4thのような内容的なテーマを掲げた作品群とは異なり、
実験的な印象で、キャリア全体の中でも異質な作品。
前年のfeaturing企画まで収録され寄せ集め感も否めないけど、
この振り幅を元々globeというバンドは内包していたし、
トランス路線の無機質なボーカルとロック路線の生き生きとした歌唱とを
器用に使い分けることが出来るのはKEIKOの大きな魅力。

しかしやはり、TK渾身の冒頭トランス路線新曲3曲が良い。
幻想的な電子音が作り出す浮遊感に包まれ恍惚すら覚える、
文字通り「トランス」状態。冒頭3曲の隙のなさには、凄みすら感じる。
正直、この頃の“トランスを作ろうとして何か違う”感じの路線、もっと聞きたかった。

('19.11.09-24)

[AL] CRUISE RECORD 1995-2000

当時の既発シングル全曲+αと新曲を
(ベストアルバム兼)ニューオリジナルアルバムとして再構築した2枚組。
…と言っても発売当時は新曲ばかりつまみ聞きしてしまって、
「そういうオリジナルアルバム」として聞く聞き方は
私は今回初めて出来たかもしれない。

ベストアルバムを聞く際、
興味はあるけど大ファンまではいかない歌手だと
時系列で並べて欲しい派なのだけど、大好きな歌手だと
こうやって曲順が練られている方が既発曲も新鮮に聞けて
新たな側面も見えてきて良い…という我儘。ちなみに、
あの曲もこの曲も聞けるという俄かファンの欲求を満たしてくれて
尚且つ曲順が考え込まれているという点で、
私の中で今まで一番満足度が高かったベストアルバムは
TRFのWORKS -THE BEST OF TRF-(当時他にtrfを1枚も持っていなかったので)。

globeはDisc1とDisc2の密度の違いがやや残念。
新曲10曲のうち6曲がインストで、うち5曲がDisc2収録は、いくらなんでも、だよ。

('19.10.12-20)

[AL] FIRST REPRODUCTS

当初は既存曲や新曲を公開録音してアルバムを作ると告知されていたが、
結局公開録音分は3曲のみ、他はリミックスと新曲のスタジオver.を収録。
リミックス群はいくらなんでも同一チームによる似た雰囲気のものが多過ぎて、
聞き通すのはツライ。当日録音した音源は今いずこ…。

('19.10.05-06)

[AL] Relation

前3作のウエットな質感とは異なり、ドライな空気感が新章を思わせる4th。
Aメロ→Bメロ→サビという“普通の”構成からの逸脱や、
メインライターがMARCとなった一読してもよく解らない詞、
アルバムタイトルやジャケット写真の全てが、どこか抽象的で生々しさを感じさせない。

「globeが描いてきたものは一貫して『孤独』、
 しかしその描写は段々と抽象的になっていく」というのが私の持論なのだけど、
その変化を感じ取りやすいのがこの3rd→4thなのではないか。
…というのは、この後の作品も聞いている今だからこそ思うこと。
'98年当時は「なんかスマートになった!」ということと、
1年にオリアルが2枚も出た驚きくらいしか感じていなかった。
誕生日とクリスマスを駆使して買っ(て貰っ)たが、
自分がどう4Singles代を工面したのか思い出せない…。

空の青とバラのオレンジの対比が鮮やかで、
バラにかかるモザイクが意味深なジャケットのアートワークは、
全アルバム中で一番好き。

('19.09.22-29)

[AL] Love again

1つの恋が終わったと思いきや、また始まっていく、
また恋に落ちていく、最後に希望を残している…と、
前向きな解説を当時MARCやKEIKOからされたものだけど、
実際に聞いた印象としては、曲順が進むにつれ、
行き場を失った想いや鬱々とした気持ちをどんどん溜め込んでいき、
それが爆発するわけでも解消されるわけでもなく、
Open Wideで空中消滅してしまうような、途方も無い虚しさに襲われる。
件の残された「希望」とは“プラス”の状態ではなく、
“マイナス”だったものが“ゼロ”になっただけなのかもしれない。

曲調や歌唱は前作のような激情型ではなく、
あくまで綺麗に整ったJ-POP然としていて、サウンドもクールな印象。
この曲と詞とサウンドとボーカルのバランス感覚がとてもセンス良く感じられ、
個人的にはglobeのアルバムの中で1、2を争うくらいに好き。

今作のせいで、3月1日から製作を始めて
3月31日に発売というスケジュールが可能であることをgloberが覚えてしまった。

('19.09.07-15)

[AL] FACES PLACES

パーフェクトな完結を迎えた1stから一転、
曲調も歌唱も不安定で不穏な感情を呼び起こす2nd。
当時流行っていたこともあってか、オルタナティブ・ロック調になり、
ボーカルは感情をめいいっぱい込めて泣き叫ぶような歌唱に、
そしてKEIKOは金髪になる大胆なイメチェン。

様々な「顔」、「場所」を描くことでまるで自分の心が様々な角度から観察され、
その形を、感情的に揺らぐボーカルにより、生々しく暴露されてしまうような感覚。
世紀末という時代の空気感なのか、それはおおよそネガティブで
退廃的なムードをまとう。これを日本中で少なくとも320万人が聞いたとは…。

個人的には、それまで安室奈美恵が本命だったけど、
ラジオDrivin’ a go! go!を聞いてglobeに鞍替えしてから
初めてのアルバムということで(1stも後追いではなく発売当時に買ったけど)、
思い入れが強い。今思えば、globeというバンドがその後描いていく方向性が
解りやすく示されたアルバムだったと思う。

('19.08.17-09.01)

[AL] globe

世間一般的に想像される
キラキラしてダンサブルで耳馴染みの良い「小室サウンド」が並ぶ1st。
それでいながら同じような曲一辺倒にはならず一曲一曲の個性が立っていて、
曲順も違和感なく、とても聴きやすい。ただし、
当時小学生だった私には、歌詞はどこか大人っぽく感じた。

「小室ファミリー」ブーム時の小室哲哉本人が参加するユニットに対して
世間が期待するところに1stにして応え、しかもそれが売上的にも結果を残したことは、
キャリアの順調なスタートというよりは、パーフェクトな完結という感さえある。
正直、ここで解散していても美しかったとは思う。
2nd以降のglobeをこの時一体誰が想像できたか。

今作のアートワークの印象が強いのか、個人的に今でも
globeのイメージカラーとしては濃いピンクを思い浮かべる。
アートワークと言えば、お馴染みの「ぷよぷよMARC」というあだ名の証拠写真も
歌詞カードに掲載。おかしいな、我らがラッパーは元モデルと聞いていたが…?

('19.08.10-11)
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